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設計仕様書
1. ノイズ除去アルゴリズム1-1.スペクトル・サブトラクション法
1-2.可変音声分布を利用したMAP推定法
1-2-1.MAP推定法
1-2-2.T.LotterとP.Varyの音声スペクトル分布
1-2-3.可変音声分布
2. 雑音除去システムの実装
2-1.ハード・ソフトの切り分け
2-1-1.HW・SWの特徴
2-1-2.雑音除去システムにおける処理の特徴
2-1-3.アーキテクチャ
2-2.ハードウェア
2-2-1.処理の流れ
2-2-2.回路構成
2-2-3.HWタイミング
2-3.ソフトウェア
2-3-1.ソースコード
2-3-2.フローチャート
3. 開発環境
3-1.ハードウェア設計手順
3-1-1.Hardware Logicの設計
3-1-2.Xilinx ISE 及び EDKの使い方
3-2.ソフトウェア設計手順
4. 課題
5. スピード及び回路規模の測定単位
6. 参考文献
7. ダウンロード
第17回LSIデザインコンテスト・イン沖縄 設計仕様書 - 2-2
2-2. ハードウェア
ここではハードウェアでの処理の流れを説明する.次章(2-3.ソフトウェア)と併せて見ていただければ,より理解しやすくなります.
2-2-1. 処理の流れ
1. CPUにAC97からサンプルデータを取り込む.
2. 取り込んだサンプルデータをCPUからWindow Filteringに1サンプルデータごとに出力する.64サンプルごとに
切り出しFIFO1AとFIFO1Bに格納する.この時,下図のようにFIFO1AはFIFO1Bより32サンプルデータ分早く格
納される.
3. FIFO1A又はFIFO1Bに64個サンプルデータが格納されたら,FFT回路に出力する.
4. FFT後FIFO2に格納する(FFTした結果の実数部をFIFO2_Reに虚数部をFIFO2_Imに格納する).
5. CPUにFIFO2からデータを取り込む.
6. CPUからFIFO3へデータを出力する(FFT回路の実数部に入力するデータをFIFO3_Reに虚数部に入力するデ
ータをFIFO3_Imに格納する).
7. FIFO3に64point分のデータが溜まったらFFT回路に出力して,IFFTを行う.
8. IFFTした結果をFIFO4A又はFIFO4Bに格納する.FIFO1Aに格納されていたデータはFIFO4Aに格納し,FIFO1B に格納されていたデータはFIFO4Bに格納する.
9. FIFO4A又はFIFO4Bに64個のサンプルデータが溜まったとき,もう片方には32個のサンプルデータが溜まっ
ている.FIFO4AとFIFO4Bから32個のサンプルデータを取り出し,Half Overlapを行い,FIFO5に格納する.
10. CPUにFIFO5からサンプルデータを取り込む.
11. CPUからAC97にサンプルデータを出力する.