第18回LSIデザインコンテスト・イン沖縄  設計仕様書 - 4-2

4-2.角度θによる角度zの判定

CORDIC法において,求めたい角度\(θ\)へどのようにして近づけていくかは原理で説明したが,設計するうえで注意しなければならないのは 角度\(θ\)と角度\(z\)の関係である.角度\(z\)は角度\(θ\)へと徐々に近づくが,角度\(θ\)を通り過ぎる場合がある. このときは通り過ぎた角度を戻すために更新値\(α_i\)が負となる.この関係式を以下に示す.


Equation 4.3

またこのとき,\(δ_i\)の値もまた関係している.

Equation 4.4

これらの回路を示すと図6のようになる.

Figure 3

図6:角度\(z\)の判定による\(α_i\)と\(δ_i\)の更新

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