第11回LSIデザインコンテスト・イン沖縄  設計仕様書 - 7/8

8.Level 2 : 応用課題

  応用課題では、基本課題において固定値としていたブロックサイズを可変とします。まず、応用課題のタイミングチャートを図12に、ピンリストを表4に示します。

Figure12

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図12  応用課題のタイミングチャート

表4  応用課題のピンリスト

table4

  図12および表4に示すように、応用課題では、ブロックサイズB(1≦B≦4)を2ビットの外部入力とます。ブロックサイズBも、START信号に同期しているものとします。このとき、Bの値に応じて、Bクロックかけて、B文字の入力を受け取ります。最大4文字です。受け取った全ての文字を、回路内部で連接してから、暗号化処理を開始します。この連接は、単純な連接(VHDLでは '&' 、Verilog-HDLでは '{ }' )で構いません。もちろん、連接する前に処理を開始したり、単純な連接でなく、何らかの工夫を加えても構いません。また、文字の入力順序に関しても、上位文字から入力されることを想定しても、下位文字から入力されることを想定しても、どちらでもOKです。さらに、2ビットの2進数に対して、ブロックサイズB(1≦B≦4)の値をどのように割り当てるのかも自由です。なお図12中の矢印は、暗号化を開始してから、結果を出力するまでのレイテンシー(遅延)を表していますが、基本課題と同様に、レイテンシーは任意とします。
  なお、基本課題同様、暗号化結果および復号結果の確認には、先ほどの例で用いた鍵や法を用いて構いませんが、新たに鍵や法を作成して、複数の鍵や法を使って確認するようにして下さい。表5に、ブロックサイズ別の法Mの範囲および鍵の例を示しておきます。これ以外の鍵については、皆さん自身で作成してみて下さい。
  この他、信号の追加等、特に指定が無い項目に関しては、基本的に任意とします。

表5  ブロックサイズ別の鍵の例

table5

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