第11回LSIデザインコンテスト・イン沖縄  設計仕様書 - 8/8

9.スピードと面積の単位

琉球大学以外からの参加の場合、同一のシノプシスデザインコンパイラの論理合成用ライブラリを使用することが困難であるので、

  • 2入力EXORゲイト1つの遅延時間を 1UNIT_DELAY
  • 2入力EXORゲイト1つの面積を 1UNIT_AREA
  • とします。

    具体的には、以下のような多段EXOR回路を例に従って合成し最適化し、その1段あたりの遅延時間を単位時間としてスピードの単位とします。

多段EXOR回路のVHDLソース例 : 50入力のEXOR回路

合成語の回路図  PDF,  PS

この例では6段のEXOR段が合成され、クリティカルパス遅延はreport_timingコマンドにより7.17であったので、7.17/6=1.195を単位(1UNIT_DELAY)とします。

  • 例えば、ある遅延が20ならば、20/1.195=17.74UNIT_DELAYとします。
  • 琉大情報のライブラリ使用者は上記値で換算すればよいです。

また、面積はreport_areaコマンドのtotal cell areaは147.0であり、EXORゲイト数は49個であるので、147.0/49=3.0を単位(1UNIT_AREA)とします。

  • 例えばある回路面積が200ならば、200/3.0=66.67UNIT_AREAとします。
  • 琉大情報のライブラリ使用者は上記値で換算すればよいです。